ザ・ノンフィクション 会社と家族にサヨナラ…感想
たまにブログを読んでいるphaさんのドキュメンタリーが放送されると知り、録画したものを観た。
対人恐怖症の私からすると、出てくるのは自分とはまた違うタイプの社会不適合者の人たちばかりで、観て特に何か得るものはなかった。
みんなコミュニケーション能力あるもん。
他人と普通に共同生活してるし。
ていうか働いてるし。
全然ニートじゃない。
どっちかと言うと、フリーランスみたいな感じの生き方。
ゆるく無責任に生きているようで、簡単に真似できるものではない。
phaさんに憧れる気持ちはわかるが、安易に憧れるのはとても危険だと思う。
phaさんはもともとの能力がかなり高い人だ。
京大卒で他人に読ませる文章も書けるから本も出せちゃうし、コミュ障じゃないからルームシェアもできて友人も沢山いる。
全然働こうと思えば働ける人。
多くのニートはこういう「デキる」タイプじゃないと思う。
なんの取り柄もない上に人付き合いも出来なくて、就労意欲もなくて、なんつーか、もっともっと駄目な人なんだよな。
普通に働いたほうが実はハードルが低いのかもしれない。
小林銅蟲さんについては素直に良かったねって思った。
かなえさんみたいに、男性を職業や年収などの条件で選ばない女性も普通にいることを意外とわかっていない男性は多い。
当然、婚活市場とかには間違いなくいないだろうけど。
ネットからの出会いってリスクもあるけど、コミュニケーション下手な人には向いてるんだろうな。
ダイレクトにその人の内面を知ることができるから、手っ取り早いというか。
確か、「野ブタ。をプロデュース」の台詞だっただろうか。
誰かがいれば取り返しのつかない場所からでも戻ってこれる、っていう言葉。
まさにそれなんだろう。
一人だとどこかで限界が来るけど、友達なり恋人なり、仲間がいればどうにかなる。
傷ついたりわずらわしくても、人とのつながりがなければ、人間はやっていけないようにできているんだろう。