かーしむかーしむ

今週のお題「わたしのインターネット歴」


インターネットに初めて触れたのはいつだったのか忘れた。
たぶん2003年ぐらいだっただろうか。
昔はもっとアングラな部分があったような気がするけど、電車男が流行ってから徐々に変わって行ったような記憶がある。

今はSNSが主流なんだろうが、個人的にはブログの方が好きだ。
他人になかなか見せない深い部分の気持ちだったり、色んな人の人生を知ることができて楽しい。
ツイッターみたいな短いセンテンスじゃ物足りないし、インスタグラムは写真なのでどうでも良い。
もっと言えば、昔懐かしホームページの方がさらに良い。
レイアウトやデザインも含め、その人の人間性を感じられて良かった。
はてなブログを選んだのは、古き良きテキストサイトの香りが残ってるブログが多いからだと思う。

そう考えると、人の話を聞くのは好きだし、興味もあるんだな。
なのに、なんでリアルでは対人が上手く行かないんだろう。
それについてはまた考えよう……



そういえば、独身の頃にもブログを書いていた時期があった。
今はほとんど精査せずぼんやりと書いているが、その時は「他人に読ませる」ことを意識して、暗い内容でも深刻にならないように、自分なりにユーモアを混じえながら書いていた。

その結果、るなこさんのブログが好きです、とか、面白いですね、とか温かいコメントをくれる方が何人かいて、ほとんどそれをモチベーションに更新していた。
職場の人間関係が嫌で仕方なかったことや一人暮らしの淋しさもあって、承認欲求を思い切りブログにぶつけていたのだと思う。
だからこそ他人のために文章を書けたのだろう。

ある日、ストレスから身体の病気になって突然仕事を辞めざるをえなくなった。
そして楽しく日記を書く気力もなくなり、ブログを削除した。
ブログを削除してネットからもしばらく離れていたが、少し時間が経ってから、ある読者の方のブログを久しぶりに見に行った。
すると、その人の最新エントリーに私の名前があった。
彼は、私がブログを削除してから私のことを好きだったことに気づき、想いを伝えなかったことを後悔している、もし見ていたら連絡してほしいと書いていた。
お互いにリンクは貼っていたものの、その人が私のブログにコメントをくれたことはほとんどなかったので物凄くびっくりした。

私の文章を手放しで褒めてくれていたことや、文章だけで見知らぬ他人の心を動かしたという事実に感動はしたものの、その人に連絡をするという気持ちにはなれなかった。

単純に怖かったし、例えどんな容姿であったとしても僕はるなこさんのことが好きだと思う、という言葉にも大いに引っかかった。
んなわきゃない。
いくら私の書く文章が好きだからと言って、彼が私の一体何を知っているというのか?
私だって彼のことを何も知らない。
顔も知らない私にそこまで感情移入するほど彼もきっと孤独だったのだろう。

でも、あの時、もし彼に会ったらどうなってたんだろう?とたまーに考える時がある。
私も彼の書く文章が好きだったから、下心なしでどんな人なのか純粋に知りたかった。

とはいえ、もう彼のハンドルネームもブログの名前も覚えていない。
まだ書いてるのかな?