頑張って生きるのが嫌な人のための本〜ゆるく自由に生きるレッスン感想

タイトルを見て完全に私のための本だ!と思って読んでみた。 が、結構今まで自分が考えてきたようなことと似通っていて、目が覚めるような部分はなかった。 コミュ障がゆるく生きる方法なんかないんだな、とこの本を読んでかえって思い知らされた気もする。 著者の海猫沢めろん氏はフリーランスで食べていけて、本も書ける有能な方。 無能な私がゆるく生きるには大富豪の飼い猫にでもならない限り無理だ。 私の求めてるゆるさがゆるすぎるのか。

しいて言えば、 コミュニケーション能力がないわけではなく、それを発揮するための自信喪失状態なんじゃないか?、生き延びるために問題を社会の責任にするのは悪くない、という部分にはハッとした。

自信喪失、まさにそうなんだよな。 自信をつけるには慣れるしかない。 その通りなんだけど、そして独身の頃はなるべく行動してきたんだけど、実を結んだことはほぼない。 トラウマになってることもいくつかある。 要は、対人恐怖でビクビクしながら人とコミュニケーションしても大概の人は引いちゃうだけだし、単なるキモい人でしかないんだとよくわかった。 今つながりがあるのは、めちゃくちゃ心根の優しい人しかいない。 優しくないと私みたいな人間には付き合いきれないんだろう。 そんな人は世の中にあまりいない。 だから、ほとんどの人とは仲良くなれない。

弱い人間はなるべく集団に入らないで生きた方がいいと思う。 守られることよりも、仲間はずれにされたり、いじめられたり、勝手に見下されたり、カーストの底辺にされて傷つくことの方が多い。 なので、私はもはや世の中に馴染むことは完全に諦めた。 自分を守るための処世術だ。

正直、なんでも社会のせいにしてる人は嫌いだけど、確かに自分が生き延びるためなら正解なのかもしれない。 あまり自罰的でもうつ病になりかねないし。