11ヶ月

息子は11ヶ月になった。
赤ちゃん生活もラストスパート。
来月には幼児にクラスアップ。

正直、生き物として実家の猫と変わらないレベル。
人ではない。
赤ちゃんという生き物。
でも、だんだん幼児っぽくなってきたかな。
ストローマグも自分で飲めるようになったし。
かまり立ちはお手の物だけど、伝い歩きはまだ。
バイバイや指差しもしない。
セキセイインコみたいに一人でピーチクパーチクわけのわからない言葉を喋ってる。
年齢問わず、男性を見ると不思議な気持ちになる。
息子もこんな風に大きくなるの?
ホントに人間になるの?って。
来年の今頃は歩いてるだろう。
意味のある言葉を喋ってるかもしれない。
ホントに??
今はとても信じられない。



信じられないと言えば、さくらももこが亡くなった。
懐かしい名前が目に飛び込んできたなと思ったら、まさかの訃報で驚いた。
自分が大きくなったことや、作風が微妙に変わってきた印象があっていつの間にか離れてしまったけど、ちびまる子ちゃんは子供の頃大好きで単行本も揃えていた。

初期は本当に面白かった記憶がある。
子供の頃のあるあるが沢山盛り込まれていて、共感したり笑ったり、時には涙したりしながらいつも楽しみに読んでた。
ギャグと切なさの塩梅が絶妙で良かった。
単行本の巻末に載ってるほのぼの劇場も名作揃い。
久々に読みたくなった。

近年、色々な著名人が亡くなっている気がする。
それだけ自分も歳を取ったということなのだろう。
私だってもう子供を産んでいる。
次世代を育てる立場になっているわけで、これからの人間ではない。
生き方だけじゃなく死に方も時々考えるようになった。
息子が私の今の歳になった時、自分は60代と考えると変な感じ。
名実共に婆である。
本当にそんな時が来るのか。
赤ちゃんの息子を育てていると、今が永遠のように感じる。
でも、実際はそんなに遠くはないんだろう。