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又吉直樹「劇場」ざっくり感想

新刊が出ていることを知り、早速買って読んだ。
さらっと二時間ぐらいで読破。
「火花」よりも文章から余計な力が抜けてかなり読みやすくなっている。
過去のエッセイにも何度か登場した、公園でナンパした彼女の話がベースになっている模様。
主人公が売れない芸人じゃなく劇団員になってたり、設定を微妙に変えて、色々なエピソードで肉付けされてはいるけれど、話の流れは一緒。
なので、又吉さんの文章が好きで、今までの本を読んできた自分からすると新鮮さはなかった。
グッときた場面、印象に残った場面というのも特に無く……
主人公に最後まで共感も感情移入もできず。


あんまりお話のストックないのかな?というのが正直な感想。
というか、もしかすると自分が体験したこと以外は書けないタイプなのかもしれない。
個人的に、又吉さんは小説家よりもエッセイストの方が向いていると思っているんだけど、やっぱりそうだよなあと改めて思った。
小説だとせっかくの笑いのエッセンスが薄まっちゃってもったいないんだよね。
自分の求めてるものは、又吉さんの小説にはない気がする。